愛は惜しみなく与う【番外編】

「ちゅーする?」

そう尋ねればコクコクと頷いた。

「可愛いな、杏は」

「泉くらいや、そんなん言うの」


と本当にそう言っているのか驚いた顔をする。言われまくってるだろうけど杏が気にしてないだけだろ?まぁ……1番可愛い杏は俺が知ってるんだけどね。


「俺以外が杏の可愛いところ知っててたまるかよ」

頬っぺたをムニッとすれば唇がヒヨコみたいになる。そのままキョトンとされるから、愛おしくて仕方がないよ。


顔を近づければ杏は開いていた目を閉じた。
素直でよろしい。

俺の服をキュッと握ったままの杏の、少し空いたその唇を塞いだ。

何度も角度を変えて求める。
どれだけ求めても足りない。

うるさいと思ったのか、器用に杏が足でリモコンの電源ボタンを押して、テレビを切った。よくできた足だよ。


口から離れれば杏の可愛い声が聞こえ始める。ふむ。まだ夕方なんだけどいいのかな。

そんな杏は耳が弱いのか耳だけは死守しようとしてくる。力が強いのなんのって…


「耳くすぐったいの?」

「み、み、耳舐めるとか!!信じられへん!」

「じゃ、どこなら舐めていいの?」

「!!!!」

別の場所を言うまで耳で遊ぼうてしたけど思った以上に杏がエロい反応をしたからちょっと下半身にきてしまった。


「それ演技じゃないよね?」

「は?演技?なんの話や!」