「離れ離れはまだ覚悟できてない。けど、泉は絶対やるよ。それが泉のしたいことやから。ずっとそう思って泉はみんなと共に過ごしてきたから」
だからそこに関して不安に思う事はない。
「それに、結婚するかもわからない「「それはする!!」」
と泉とあたしの声が重なる。
お母様はそんなあたし達を見て笑ってる。
「そう。結婚するのね。わかった。じゃあなに?今日は結婚の挨拶なの?」
「いや、違う。卒業してからのことを…話したくて」
「そう。あなたの望みは叶えてあげられるしどんな環境も用意してあげられる。だけどそうね…」
お母様はスッと手を頬に持ってきて悩む仕草をする。
えっと…なんやろ?
「遠距離は辞めなさい」
「…え?」
「遠距離で大丈夫なカップルもいるでしょうね?でも、出来るならしない方がいい」
自分の大切な人が、自分のいない所で頑張っているのをみるのは、とても寂しいのよ。
そうお母様は言った。
「泉くんは専門学校よね。それで、杏はここで経営を学びたいと」
コクコクと頷く
「泉くんが学校で勉強したことを、電話で聞くの。泉くんは、杏がここで学んで大きくなるのを、電話で聞くの。
きっと貴方達みたいな人のために行動するタイプの人はね、疲れるわよ。無意識に気を使う。邪魔してないかな?電話したら疲れてないかな?今日飲み会なのかな、返事来ないなって……
色々思っても貴方達は言えないわよ」



