愛は惜しみなく与う【番外編】

「てか俺居ていいの?話しにくくない?」

遠慮気味にいいのかなと言っている。
いいよ

「あたし1人の問題ちゃうから、全然居て欲しいけど」

「……わかった」


ストンともう一度座り直す泉。


話は…卒業してからのこと。


頭をブンブンと振って切り替える。
よし。


「あの、卒業したら…あたしも経営を学びたい。お母様のもとで」


無理って言われるやろな。
いや、わからんけどさ。なんかもう、色々悩んでたから。

目の前のお母様は、あからさまに驚いた顔をしていた。なんでそんなびっくりするんや。


「え?あぁ…てっきり、関わるのは嫌なのだと…」

「なんでですか!そんなんゆうてない。北蓮見を卒業したいって…言っただけ」


シーーーンと沈黙

や、やっぱ迷惑か。そうやんな?あたしいると…色々思い出すもんな。


「黙るなよ2人とも。そうやって黙って自分の考えを言わずにいたから、拗れたんだろ?」


なんでこう、急に伝えるのが下手になるかな。と隣の泉に少し怒られる。
いや、ごもっともです……


「何を言ってもあれ以上のことは起きないよ?杏の考えから言いなよ」