「ありがとう、新。新のおかげだよ。あたしすごく幸せ。あたしとの将来考えてくれてありがとう」


素直な気持ちを告げるとため息をつかれた。なぜ!?!?


「次変な理由で機嫌悪くしたら許しませんからね」

「え、えっと…」

「泊めてもらう身分なんで、どうしようかと思いましたが、どうです?夕方の続きでもしますか?」



あ…えっと…

新がこういうモードに入ると、エロいんだよな…なんだかもう、好きにしてって感じです、はい。


「声出さずにできます?」

「それは…どうかな」

「加減はしないけど」

「う…それなら…出ちゃうかも」

「何が?」


「こ、声が」


攻めモードになると新の敬語が無くなるのをあたし以外知らない。
あたしだけの秘密



「最後までしません。だから、物欲しそうな顔はしないで」


そう言ってキスだけであたしは惚けさせられた。

ちゃんと愛されてる


分かってたのに不安になってしまった。
これからも不安になることはあると思う。でもそのたび、新にこうやって優しくしてもらおう。

あたしの特権だもんね



「考え事ですか?随分余裕そうだ」


全然余裕ありません!
ドキドキです!

何年経ってもきっと変わらない


新、ありがとう

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