愛は惜しみなく与う【番外編】


「俺が杏とえみりの分の飯作ってきてやるよ」

あだちさーーんと笑顔で響先輩はキッチンに走っていく。
えっと
あたしは杏さんと2人っきり?

気まずい


でもそう思ってたのはあたしだけだった


「かわええなぁ高1なん?そりゃこんな可愛い子、夜道危険やわ。てかあれやな。えみりって名前めちゃなわええな。ええなぁ〜微笑ましいし、響が女の子の話してくれるだけで、あたしまじで嬉しくて飯5杯はいける」


息継ぎをするところもなく、ただ杏さんは楽しそうにニヤニヤしながら話した。

えっと

え?

この人は…本当に響先輩を可愛がっているだけ、だ


「きっと、ふいに怖がったりとかなんかあるかもしれへんけど、どうか響をたのんます!」


そういって頭を下げられる!
え、え、え、なに??


「あの…あたし…」


「ええで!言わずもがなやな!」

は?


「好きなんやろ?響のこと!響を見る目がキラキラしてるから。素敵!まじで、応援してるしな!」


一瞬そう言いながらも…実は…。みたいなことを思いそうになったが違う。
この人は本気であたしに話している

そして応援すると笑顔で


なによ

ただの良い人じゃない