愛は惜しみなく与う【番外編】


え?今のは何?


照れたの?


どうしよう。


そのあとの片付けは、本当にあたしは役に立たなかったと思う。ずっとポケーとして、安達さんにも頭をチョップされた。

でもそれどころじゃないの


あの響先輩の顔を焼き付けたかった


ヤンキーが暴れたことにより、片付けはいつもより時間がかかり、終電がなくなりそうなことに気づいた。

バイト君も家は近いし、あたしだけ家が少し離れている。

どうしようかな


お姉ちゃんに迎えにきてもらうのは気が引ける。

大きな駅まで歩けば、違う線に乗れるし、頑張って歩こうかな。

色々考えながら急いで支度をする。
安達さんは明日の仕込みがあるから、まだ残るといいキッチンにこもった。

響先輩もバイト君ももう居ない

1人で帰るか


お疲れ様ですと声をかけて外に出た

わー寒い。
いつもより少し遅いだけで、より寒く感じる。

マフラーを巻き直し手袋を嵌めた時


目の前に一台のバイクが停まった