愛は惜しみなく与う【番外編】

「それに、外でお前らの顔覚えてて、逆恨みで手出されても嫌だろ?別にお前はいいけど、吉田さんが危険な目にあうのは違う。あとで安達さんに電話しといて」


俺は外で危険な目にあってもいいんすか?と泣き真似をするバイト君。
あたしは、ただドキドキさせられただけ。


響先輩は、氷まだ?とキッチンに入ってきた。
ど、どうしよう!ずっと会話を聞いてたから何も用意してない。


そんなあたふたするあたしをみて響先輩は笑った


「なんだよ。保冷剤とかでいいよ?そんな氷生で渡されても困る」


そう笑った

あぁ、好き


すみません、先輩


好きで居させてください


「悪いな。怖がらせた。もう少し早く気づけば良かったんだけど、洗い物しててすぐに気づかなかった」


「い、いえ。そんな……助けてくれてありがとうございます。かっこよかったです」


最後は言うつもりはなかった。心の中で留めておくつもりだったのに、あまりにもカッコ良かったから口から漏れた

やばい

そう口を手で覆う


何も言ってくれない響先輩が気になり、かっこいいとか言われるの嫌いなのかなと思って謝ろうとした


けど

少し顔を赤くした響先輩はそっぽを向いて、気をつけろよな。そう言って離れた