……なんだって!?!?


「大浴場あったし」

……はぁ


「あぁ、そうだな。せっかくだし入ってくるよ」


あぶねーーー
あぶねーー勘違いした!

びびった

杏はバスタオルと…と風呂に行く準備をしてくれてる。キャリーケースに2人分の荷物が入ってて、杏はそこから、はい!っとパンツを放り投げてくる。


俺のパンツな?


そこの恥じらいはないらしい。まぁ、洗濯したり干したりしてくれてるし、気にもならんだろうな。見ただけで誰のパンツかわかるって言ってたから。


「あたしも行ってくる」

「え?あぁ。多分俺のがはやいから、鍵は俺が持ってるわ」

「うん!そーして!」


左右に分かれた女風呂と男風呂

杏は手を振り走っていった


えっと…

驚いてたみたいだけど、そんなに焦ってなかったよな。

杏は、何を思ったんだろ

一緒に入るとか、無いだろうけど、ちょっと死んじゃう


杏は、平気なのかな…普通だったもんな…


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やばいやばいやばい
テンパりすぎて、逆に反応できひんかった!
びっくり!なに!混浴はハードル高すぎるやろ!

ガラス張りなんやねん!あ、カーテンしたらいいんか。いや、なんかちょっと…



「顔赤かったんバレてないかな」


暑くなった顔を冷やすように両手で包み込んで、女風呂に猛ダッシュした。


………