愛は惜しみなく与う【番外編】

「んーんーんー」

「騒ぐな。お前の声がでかいのが悪い」

「っはぁ!!!息止まって死ぬかと思った!人が親切心で貴重な物をあげようとしたのに!」

「使わないからいらない」

「分かんないじゃん!!」

「分かる、いらねー!」

「あーなるほど。そーゆうこと」


慧は俺を少しバカにしたような目で見てきた。なんだ?殴ろうかな?よくわからんかわ、この顔はムカつく



「怖気付いてるんでしょ」

「………は?」


慧はニヤニヤしながら電気を消して布団に潜る


「そーだよねー。泉はちゃんと好きな子を抱く経験ないし、相手はあの杏ちゃんだし…どーせビビってんでしょ?情けないなぁ。好き好き言うくせに」


喧嘩…かな?
喧嘩売られてるのか?


「杏ちゃんが鈍いとかの問題じゃないよ。杏ちゃんをその気にさせれない泉がダサい」


………ちょっと、落ち込む
これに関しては、俺だって!って意気込めることもなく…情けないのは分かるから。


「そーゆう気持ちって大切なんじゃないの?別に下ネタとかそんなんじゃないじゃん。下品な事でもないし。好きだからそう言う気持ちになって、もっと触れたいと思うのは素敵なことでしょ?それをちゃんと話せないようなら、一生チュウだけしてろよ」