愛は惜しみなく与う【番外編】


もはや泉のことしか何も言わんかった。

とりあえず


気に食わん



「あぁ、そうだな。ごめん」





「なんで泉が謝んの?別に悪いことしてないやん」

「いや…なんかあの女、俺のことを探してたみたいだから。」

「でも別に何もしてないんやろ?ほな謝ることないやん。なんやろ、なんか気分は良くなかったけど」


泉に八つ当たりしても意味ないな
切り替えなきゃ


「さーてと!美亜ちゃん家まで送ってあげるわ!」

「でも半蔵が…」

「半蔵?だれや、おじいか?」


あの公園に、半蔵なんて人おったっけ
 

「半蔵はあの犬だ。響が連れてきてくれる。朔は倉庫に向かわせた。だから家まで送る」


なるほど
ほなそれでいこう

半蔵か、渋いな


「おねーちゃんね、あのおばさんに怒ってたよ?」


美亜ちゃんが泉に話しかける

おばさんって……綺麗な人やったやん。それゆうたらめちゃ怒られるで!!


「んー?そうか。怖い思いさせて悪かったな」

「んーん!怖くなかったよ!おねーちゃん強かったし、ハゲの人の首をぎゅーってして、なんかレバー引いて、車をキキーーって止めてたよ!かっこよかった!」


ジェットコースターも楽しかったよ!と笑っている。