愛は惜しみなく与う【番外編】


「ほな別に、何されても文句ないな?」


「え?」


なるほどなるほどー
関係ない人を巻き込むへんなお姉さん
泉絡みか?
まぁええわ


「美亜ちゃん、あたしにくっついてくれる?」

そういうと素直にあたしの腰にギュッと抱きついた小さな女の子


可哀想にな、怖いよな

でも泣かずに偉いわ


「さて、お姉さんはいったい何がしたいん?これもしかして烈火の倉庫向かってる?」


この辺の道は見覚えがある。
携帯を触りGPSオンにする。まじ便利。これで居場所は大丈夫。

あたしを人質に何かしようとしてるなら、それはそれで好都合。返り討ちにしてやるわ


「そうそう、泉くんに会いたくて。あと烈火の倉庫、久しぶりだから」


なんて?
烈火の倉庫が久しぶり?

……なんやこの女

関係あるなら、こんな回りくどいことせんでええよな。


「あなたは倉庫に出入りしてるの?」

「まぁそうやな。あたし普通にメンバーやし」

「あっそう。2階の休憩室も久しぶりに入りたいな〜」


あかん、なんやろ
鬱陶しいな、この女

あの休憩室には…入れる資格なさそうやけど



「ねぇ、初めての人ってどうだった?」

「は?なんの初めて?」

「あら、もしかして処女なの?ありえないんだけど」