「おー!志木さんがいる!」

慧も家にきてみんな合流した


「さてと。泉、少しお話ししましょうか」


……はぁ


「何話すん?」

「貴方との交際について…」


うっと苦しそうな声を出して志木はしゃがんだ。


「志木にとやかく言われるのは嫌!!泉に何か言うなら、あたしにも同じこと言ったらいいやろ?」

「殴るのはナシです…」


お腹をさすりながら志木は涙目であたしを見る。だってさ?小言聞かされるんやで?
泉が可哀想やん。


「志木はネチネチしてるから嫌!」

「なんと。反抗期ですか?勘弁してください。東堂で鈴が反抗期でイライラしてるんですから」


志木は盛大にため息をついた。
鈴は反抗期なん?志木が厳しくしてるからやろ?


「とにかく!!大事なことです」

「無理!そんなんやったら出て行け!」


志木の頭に飛びかかろうとしたら、身体が後ろに引き戻される。
おっとっと?


「杏、あんまり暴れるな。少し話してくるよ」


あれから、直接会うのは久しぶりだから。

そう泉は優しく微笑んだ