愛は惜しみなく与う【番外編】

「くせぇ香水と、なんかオレンジっぽい髪の長い女。車は写真撮った」


すぐに響はそれを新におくっている。

どこのどいつだ
こんな昼間だから…


「朔は杏に電話し続けろ。杏がGPSオンにする余裕あればしてくれる」


俺たちは色々学んだ。俺も杏もみんな、位置情報を共有するようにした。誰か拉致られたり喧嘩巻き込まれたりするから。

でも普段はオフにしてる。緊急の時だけオンにする仕組み。


「あぁ…それはそうするけどさ。相手が誰か分かったかも」

「なんだよ。」

苦笑いの朔


「花江先輩じゃね?」


は?なんでここでその女が出てくる


「俺、花江先輩がこっち帰ってきた時の写真持ってる」


響に、この女?と携帯の画面を見せる朔。そして響は目を大きくして言った。こいつだと


はぁ
なんでさっき話してた女が出てくるんだよ。


「あ!杏が位置情報オンにしてる!」


さすが

すぐ行こう


「新に調べるのはいいから、何人かこっちよこせって言っといて」


相手が何人かしらない。

そして杏を…ガキを誘拐する理由も。


「これは…倉庫か?」


杏のGPSは烈火の倉庫に向かう