「杏ちゃんから誘っちゃダメだよ?それで手を出されても文句は言えない」

「そ、そうなん?」


思い返せば、あたしはよく泉と寝てるぞ?

あかんかったんか?


「まぁそれも含めてきっと愛されてるんだろうけどさ。泉くんが何か無理矢理嫌がることをするとも思えないし。気長に待ってるんだろうけど」


「ちょっと不憫」


まじか

は、反省をしよう


「なんとも言えないけどね。蕪木先輩側の意見を聞いてないから。大事にされてるんだよ」


確かに
大事にしてもらってると思う

ただなんか、前とも変わらへん部分も多すぎて、付き合うが未だに難しく感じてしまう。

そうか
でも、ちゃんと考えなあかんねんな

泉に甘えてばっかじゃあかんな


「よし!2人とも色々教えてな!泉がどう思ってるか知らんけど、あたしが鈍いせいで何かを耐えてるなら可哀想やし、がんばる!」


ガッツポーズをすると、意気込み過ぎても泉がテンパるから、知識だけつけとけばいいと言われた。

特にあたしが頑張ることはないのかい?