愛は惜しみなく与う【番外編】

「な!」

「掴んだ手の輪っかになってる指のところに、捻りながら手首回してあとは、手を自分の方に引き寄せるか、相手そのまま殴るために前に踏み込むかやな」


おーーっとパチパチ拍手される。


「こんなんやったら覚えといたほうがええやろ?」

「まぁそうですけど…」

「2人の身の安全は保証する!!まかせなさい!!」


もちろん、何もないに越したことは無いけど…一応自覚はある。
あたしはトラブルを引き寄せる。

でもそれを対処する力もあるから、大丈夫



「てことで、駅まで送ってくれへん?」


「あぁ。忘れもんないか、もう一回確認してから出るぞ」


「オトンやん」


「オトンはやめろ」


「でも泉って、たまにお父さんみたいな時あるくない?」


「俺は杏のオトンになりたい訳じゃ無い」


「そうは言っても、オトンやん?」


泉に間に合わないと急かされるから、玄関でドタバタと靴を履く


「オトンじゃなくて、俺は杏の彼氏だろ?」


おっと
壁ドンって漫画とかアニメの世界の話やと思ってたけど、泉、普通にしてくるやん。