愛は惜しみなく与う【番外編】

「独占欲出しすぎたら女は離れるからやめときや」


ハハハと再び笑われた。
独占欲?


「そんな欲を出してるつもりはないけど」

「お前それ本気で言ってんの?他の男が近づいたら殺すって顔してんで?」

「……そんな事しない。杏を傷つけるやつがいたらそうするけど。近づくくらいでそんなのしてられっかよ」

「へぇ…大切にしてるんやな」

「あぁ。何よりもな」

「お前…男の俺をドキッとさせてどーすんねん!これだからモテる男は嫌いや!」


ドンと肩を押された。俺今嫌われるような事言ったか?
面倒だと思ったが、特に悪意はないから普通に話したけど。

寒い


「あ!それと、1番聞きたかった事!」

「ん?」


「杏って、男が好きなのか?」



………?????


「それは杏を侮辱してるとして捉えるけど、いいか?」

「ぎゃーーーーやめろやめろ!胸ぐら掴むな!!俺は明日も研修なんや!顔に傷作ったら会社の人に心配されるやろーーー!」

「顔じゃなけりゃいいのか?」


大袈裟なリアクションが少し面白く思えてしまって、そう言ってしまった。