愛は惜しみなく与う【番外編】

場所変えへん?と言われたので流石に店内で話すのは迷惑だから外に出た。

杏がバイト終わるまでまだまだ時間はあるから。


「で?話って?」

「あーーー単刀直入に聞くけど…」


と言いながらもモゴモゴしている男。
はぁ
なんなんだよ
外はまだ寒いから、早くしてくれよ



「杏は……生きてるよな?」



なる、ほど

そっちか

男絡みの話かと思えば…
この人も杏が去年の春に死んだかも思っている内の1人か

俺が言っていいのか分からないけど


「生きてるよ。大丈夫だ」


それくらいなら言ってもいいよな


「まじか。よかった。ほんまに安心したわ。幽霊見たかと思ってん!!行方不明やって聞いてたから…」

「そうか。大丈夫だ」

「それに付き合ってるとか言うし、彼氏おるゆうし、別人かと」

「あぁ……手出したらとりあえず理由はどうであれ殴る」

「いやいや!!俺、現役離れてもう3年経ってんねん!喧嘩せん」

「ならいい」

「お前、独占欲半端ないな!一目見て思ったわ!!お前から杏大好きオーラ出すぎて怖いもん」


そういや、俺らの専門学校でも、お前イケメンやって人気やったで!と笑っている。