愛は惜しみなく与う【番外編】

「やっぱ、変やった?」

シュンとした顔になった。
いや、ちがう!!


「びっくりしたって、似合ってないからとかじゃなくて…いつもと違う雰囲気で、可愛すぎてびっくりしただけ。似合ってるよ?」


未だに頭の整理ができない。
髪の毛もどうやったのか、可愛く結ばれて、綺麗なうなじも見えてる。

首元にはあげたネックレス

いつもの服とは違うワンピースに…


「ほんま?」


似合ってると言えば、パーっと顔が明るくなった杏

可愛いに決まってるだろ


嬉しいと喜んで、シートにちょこんと座った杏は、女の子座りっていうのか?正座を崩した座り方。

その座り方をして、まだ突っ立っている俺を、杏は下から笑顔で見上げていた。


なんだろう
可愛い


「お弁当もってきた?」

「あぁ、持ってきた。ありがとう。起きたの遅くて悪かった」

「全然ええよ!そわそわしてあんまり寝れへんかってん」

そうか
俺もだよ。そわそわしてたら寝るのが遅かった。
隣どうぞと再びシートを叩くから、そこに座った。