愛は惜しみなく与う【番外編】

あたしの鞄は
ル○タンのトゲトゲがついた鞄

それが男の顔面に入った


そして2人に触れる前に、男はバタンと倒れた。


うそ

あたし、殴っちゃった?鞄で。



「うわ!ナイスヒット!」
「やるじゃん」


2人とも男の気配に気付いていたのか、あたしが鞄を振り回すと同時くらいに目を開いた。

なんなの?忍者なの?


「いやーーそのトゲトゲは、最高すぎ!ありがとう」

花江先輩まじでかっこいいやん!と笑ってくれた。

ハハハ


「だめだ、笑っちゃう。おかしいな…怖かったはずなのに…ハハハ」


今更だけど、なによこの状況は!

こんなに間近で喧嘩してる人みたことないし、ましてや2人とも強すぎて笑えるレベル。
手も足も出ないとはこの事だと思った。

気配をよんでいるのか、後ろの攻撃もかわしていたし、2人とも攻撃…もらってないんじゃない?


髪は乱れるが、血が出ているわけでもなく、無傷のようだった。


「いや、これは笑ってええよ!ナイスヒットすぎた!顔に穴空いたんちゃう!」


……それは笑えないでしょ?