愛は惜しみなく与う【番外編】

2人でこの人数に勝てば、あたしに謝罪するという。
なぜそれを条件にしたのか。
もっと烈火にとって都合の良いことにしたらよかったのに。

謝るだけでええよ、と


今後花江先輩に手を出す気力もなくなるくらいまで、コテンパンにする。


そう言った

心強かった



パッと走り出して、倉庫の一番奥
武器を持った人達に突っ込んでいく。

あぶない!

でも泉くんは背中を向けたまま


お互い本当に信頼しているのか、背中を預けてる。
前だけを見る2人


「はい、武器禁止ー!」


そう聞こえて振り返れば、女の子側に居た男たちの武器が全部地面に転がる。


「さて、素手でいこか」


何が、あったの?

見ていても、どんな状況なのか全く分からない。何がどうなって、どんなふうに相手を倒しているのか、分からないけど。


2人が強すぎることは分かる


「あー疲れてきた」

「はぁ、俺も」


あんなに居た凰牙のメンバーも、殆ど立っていない。立てないのか立ちたくないのか。


「下の子にやらしてるだけじゃ、あんた勝てへんで」


櫻井は悔しそうな顔をした。
この人も、かなり有名だ。
喧嘩が強いってあたしの耳にも入ってくるような人だった。