愛は惜しみなく与う【番外編】

そういうことか

どこまでも、使われてたんだね


「おーおーおーあたしのこと分かった気になられても困るなぁ」


大勢の柄の悪そうな男達を前に、一歩も怯まないこの子は、泉くんよりも前に出て、挑発し出した。


「烈火と抗争したいんやろ?その願い、叶えたるわ」


泉くんは、喋るなって言ったろ!と頭を抱えた。
こうならないように、話そうとしていたんだろうな。女の子の方が血の気が多いってどうなのよ…


「じゃあ今から幹部とメンバー連れてこいよ。待っててやるよ?」


ハハハと笑う凰牙の人たち。
どうしようか。
こっち側から煽るなんて聞いてないんだけど。


「んーそうやな。無意味に抗争するのは体力の無駄やし、勝ったら一個ゆうこと聞いてや!」

「あぁ、いいぜ?なんだ?」


向こうは30人は居る。
烈火の幹部の人たちは呼べばすぐ来てくれるの?まだ朝早いけど…


「あたしらが勝ったら、花江先輩に謝れ」


……!
あた、し?


「何、謝るだけでいいの?もう関わらないでとか、そんなんにしなくていいわけ?」