愛は惜しみなく与う【番外編】

人からそういう風に見られてると思ったら、途端に恥ずかしくなった。

あたしは泉の前でどんな顔をしてるんやろって。

それを考えてしまってから


泉の顔をまともに見れへん



誰に言ったらええんかも分からず、モヤモヤしてた。それを、2人に話す。


そして1番初めに口を開いたのは慧



「一つ確認していい?」

「うん?なに?」



「え、えっと、今の話を聞いてると、杏ちゃんは……泉のこと好きっぽく聞こえるんだけど、そういう事で…話を進めていいの?」


少しあたふたしながらそう言う慧

あたしの言い方がおかしかったんか?
そう言うことで話を進めるって…?



「うん、あたし泉のこと好きやで?」





「「えーーーーーー!!」」


ん?なに?なんで驚かれてるん?
あたしちゃんと説明したよな?泉のこと避けてるって…泉の隣にいるあたしの…あれ?

言葉足らずやったか?


「ちょ、その好きは、なに?本気のやつ?」


肩に手を置いてあたしのことを揺すってくる慧。首もげる…


ここから慧と桜さんの質問攻めがはじまる