今夜はずっと、離してあげない。




ついでくれたお茶をこくりと飲んで、やっぱり目を逸らす。




「えっと……個人的なことなので大丈夫です。千住サマとは一切関係ないですから」




うん、本人とは関係ない。

私が勝手に気まずくなってるだけだから。だから、心配なんてしなくていい。

そんな意味を込めて言った言葉だった。


けど、それが癪に触ったのかなんなのか、ムッと眉を顰められて、頬っぺたをぐいーっと伸ばされた。




「ひゃ、ひゃにする、」

「もしかして、あのこと気にしてんの?」

「……へ?あー、まあ、」




あのこと。たぶん、彼は保健室でのことを言ってる。


それも一理なくはない。実際、あの話を聞くまでは気まずくなるだろーなあって思ってたし。

……今は別の意味でめちゃくちゃ気まずいけど。