今夜はずっと、離してあげない。




それか、手の焼ける妹みたいな存在……?

それはそれでムカつくような……。だって、あの見た目とあの性格だから。



「まあでも、そんなちずも恋したわけですよ!」

「へえー!!!」

「いきなりテンションぶち上がったね」



千井のその一言に、さっきまでどーでもよかったのが、急激にどうでもよくなくなった。


だって、あの千住サマが恋だよ、恋!!
聞かずにはいられないじゃん!!

そしていじらずにはいられない!!


というか、あの人も恋愛感情とかわかるんだ。
てっきり、恋に恋してる並にわかんない人だと勝手に思ってた。

ちなみに私は初恋もまだですねハイ。笑いたければ笑ってください。



「え、誰々?!もしかして、ここの高校にいる?!」

「えー……と、それが、ね、」



いたらその人に突撃でもしてあげようと思っていたけど。



「……その人、亡くなっちゃったんだよね。去年の3月に」



その言葉に、急速に熱が引いていった。