今夜はずっと、離してあげない。




復唱され、逃げ場がなくなった。

と同時に、猛烈な恥ずかしさとむず痒さが襲って、顔を覆いたくなってしまう。



「それ、私に事前確認取っておいてくださいよ……」

「いいだろ別に。お前と今後撮ることないかもしれないし」

「それはそうですけど……」



このことについて議論しても無駄だとそうそうに見切りをつけて、諦めるためのため息をつく。



「……でも、そうですね。一枚くらいはあってもいいかもしれないです。あとで笑って話題に出せるような写真がひとつくらいあっても、邪魔にはならないですし」

「だろ」



きっと、伽夜なりに何か考えがあってのものだと思う。

自惚れじゃないけど、この人、なにかと私のために行動したがる節があるし。……自惚れじゃなくて、単なる事実ってところをひどく強調したい所存である。



「……伽夜」

「ん?」

「来年は、家の炬燵に入ってぬくぬくクリスマス過ごしたいです」

「………この出無精が」

「あはは」