……いや、これは連日のバイトの疲労からか。
最近真生が働いてるとこの店の姉妹店が隣町にオープンするとかで、手伝いに行ってたし。
もし万が一寝落ちしてしまった時にこぼれないよう、マグカップを端に寄せて、ブランケットも準備する。
そんな中、真生は目をごしごしこすって必死に耐えているものの。
「……(こくっ)」
「……っと、」
一度大きく頭が揺れたものの、ぎりぎり持ち堪えてなんとかまた顔を上げる。……ほぼ半目で。
また目をこすったり、鼻の付け根をもんだり、しまいには頬をびよんと引っ張ったりしている。
その一連の動きは、もちろん見ていておもしろい。というか、おかしすぎて吹き出すのを堪えるのに必死だった。
けれど、やはり限界だったようで。
「………すぅ、」
「おっ、と、」
また大きく頭が傾いたかと思うと、テーブルに向けて顔が落下。
それを寸でのところで、空いていた左手で肩を支えて事なきを得る。
おかげで、テーブルに額が直撃して鈍い音が鳴るのは抑えることができた。



