今夜はずっと、離してあげない。





俺の隣に氷高真生がいることはもはや必然に近い。そうなることが、当たり前みたいな。

そして、それとほぼ同じことを、コイツも思っているんだろう。


そういう確信が、〝どうだっていい〟に繋がっている。

結局、一緒にいることには違いないんだから。
お互いを気遣って、思い合って一緒にいることと。




「あ、伽夜、こんなのどうです?」

「……俺最近の映画とか全然知らないから、お前の好みに合わせる」

「じゃあミステリーとスプラッター系合わせたやつでも大丈夫ですか?」

「お前は大丈夫なの」

「小道具係の人の熱意が見れますよね!」

「マジでそこ気にするか?」




なんなの、熱意とか。

着眼点がどっかズレてるというか、あのセンセの影響がマジで半端ない。


……や、コイツの場合はもとからこうだった可能性も捨てきれないけど。