「それいい加減治さねーの」
「もう癖になってるみたいで、治すに治せないというか……。……ところで、それよりも私気になっていることがあるのですが、」
そう前置きを落とした真生は、ふと手元に視線を投げて。
「私の手をにぎにぎしてるのはなんでですか?」
「……これはむくみとってるだけ」
……うそだけど。
心の中でそう付け足した俺の言葉など露ほども知らずに、戦慄したように顔を青ざめさせた真生。
「え、この歳でそんなにひどいですか?」
「まあ、ひどいんじゃねーの」
将来確実に社畜になる才能を持っていそうだし。
なんて言葉は聞こえていないのか、握られていないほうの手で慌ててぽちぽち検索し始める。
[ むくみ 取り方 ]
[ むくみ 高校生 やばい ]
……後半の単語おかしくね?



