納得していない真生に、強引だったけど、「俺が買いたかったから買った。なんか文句ある?」と聞けば、特にないです、という返答が返ってくる。
だいたい、文句あんのと聞けば、ないとしか言えないことがわかってたから。
「……ええ、じゃあ伽夜の誕プレとは別に何か私も日頃の感謝を示せる物を用意しなきゃいけないじゃないですか」
「だから気にすんなって、」
「とりあえず母の日は何がいいですか?」
「お前俺に感謝する気ある?」
え?ありますけど、と真顔で言うコイツがマジでよくわからない時がある。さすがあのセンセの義娘。
今度は俺がジトッと真生を見下ろしていれば、きょとりとなぜか目を丸くした。
「……あれ?伽夜、ピアスどうしたんですか?」
「え?……ああ、この前風紀検査の時に生徒指導に取られた」
「大事なものなんじゃ?」
「いや別に。あれ千井からもらったやつだし」



