今夜はずっと、離してあげない。




「えーと。千井が弟くんと妹ちゃんのことが好きなのはよくわかったよ」




今の会話でわかったことと言えば、千井が弟くんたちをめちゃくちゃ大切にしているということだけ。


その証拠に



「うん!すっげえ大事!」



今まで見てきた中で、千井がいちばんの笑顔を見せたから。




「いいなあ。私ひとりっこだから、兄妹いる感覚よくわかんない」

「マオマオは……うざったそうにしてそう」

「私そんな無慈悲じゃないんだけど……」



どうしてそういう方向性になるの?

私そんなミスしたかな?



「マオマオは子供苦手なイメージある」

「えっ……」

「え?」



絶句した私に千井はきょとんとしたけど、あわあわと慌てたように弁解し始めた。



「あっ、いや、これはその、イメージなだけであってね?!マオマオが子供好きっていうのも意外性があっていいと思うよ!!」