今夜はずっと、離してあげない。





「どうかお願いします」

「いや頭撫でてもらうのに頼み込むってどうなの……。そもそも僕じゃなくて凛琉ちゃんとかにしてもらえば、」

「それはなんか、違うといいますか……」

「マオマオは一体何を解き明かそうとしてるの?」

「…………さあ……」

「さあて」




どう言えばいいのかわからず首を傾げれば、千井は呆れたようにため息をつく。

……かと思えば。




「ほら、マオマオこれでい?」

「………、」

「ちょっとまってさすがに無言はきつ、」

「千井何やってんだ?」

「やー、ヨカッタネマオマオ!!頭についてたゴミ取れたよ!」




……あの、なんか、ほんと、ごめんね千井。

今度からは変な頼み事は絶対にしないと誓うから、そんな涙目でこっち見ないで。


私もいま、横に立ってる伽夜がこわくて見れないから。

大丈夫。完璧に誤魔化せてたよ。……きっと。