今夜はずっと、離してあげない。





現在時刻、午前10時。


お風呂洗いも済ませて、伽夜が帰ってくるまで残り2時間半。




「………………ひまああああ」




趣味のない人は、一体何をして日々を過ごしているのでしょうか。


ぐでり、とソファの上に寝そべるも、ひゅうっと吹いてくる隙間風にぶるりと身を震わせる。



ゆーちゅーぶ?も、私基本見ないし。
凛琉が進めてきたドラマは先週に見終えちゃってるし。

ゲームなんてもってのほか。
読書もしない。




「……あれ、もしかして私、めちゃくちゃさびしいひと…………、」




…………うん。もう、考えるのやめよう。


バイトがなければ趣味もやることもない途轍もなく寂しい人だなんて、そんなわけないよね。

……ない、ハズ。


隙間風に身を震わせながら、テーブルに置いていたスマホを取って画面を見た瞬間。

ぽこん、とひとつのメッセージが現れた。