今夜はずっと、離してあげない。





来年は一緒に回ることを凛琉と約束して、自分のクラスの隣である千住サマのクラスへと向かう。

その後ろからは、なぜか千井までついてくる。ほんとになんで?




「ねーえ。マオマオやめようって。ちずに追い出されるの目に見えてるじゃん」

「というか、2組は何してるの?雰囲気は模擬店だけど」

「あー、えっとねえ……、……アハハ」

「そんな乾いた笑いで誤魔化せる私じゃないよ」




前ならふーんで済ませてたかもしれないけど、今はとてつもなく暇だから、誰になんと言われようと行く。

茶化しに……おっと。冷やかしにいく。



「とっ、ともかく!今日も僕と一緒に回ろうよ!ねっ!!」




千井はまるで私の通行を妨害するかの如く、私の前に立ち塞がる。

……いや。これはまるでじゃないような気がする。




「……千井、なんか隠してる?」




そう聞けば、千井はあからさまにびくっと肩をびくつかせた。