今夜はずっと、離してあげない。





さっき千住サマから連絡来て、今日一日中は決定、そして明日の午前中もシフトが入ってるって言ってたからなあ。

一緒に回るのは無理そう。

明日は午後から受付入ってるし。



……って、あ、れ?

いま、私、千住サマと一緒に回りたかった、とか、考えなかった?




「マオマオ!!」

「ぅわっ!!……え、どしたの、千井」

「どーしたのじゃないよ!マオマオがボーッとしてたから!あとぶつかる!!」

「え、」




横にいる千井から目の前に視線を向ければ、真っ白な壁が視界いっぱいに広がる。

どうやら廊下の突き当たりまで来ていたらしい。




「マオマオがボーッとするなんて珍し……くはないか!」

「なんかすごい心外」




ちょっとムッとしたから、最後の1個のたこ焼きを千井から奪ってぱくり。




「あっ、マオマオひどい!!!」

「………………やっぱり文化祭クオリティ」

「奪っておいてそれはない!!!!」