今夜はずっと、離してあげない。





真生ありがと〜!!明日はわたしが早めに変わるね〜!!と言った凛琉は、朝水くんと一緒に文化祭巡りへと出発した。

そんなことを言ってくれる凛琉だから好きなんだよ、という言葉は胸に秘め、またボーッとする時間がやってくる。



あ、しまった。朝水くんにクラスの出し物何をしてるか聞きそびれた。

千住サマは、確か午前中いっぱいはシフト入ってるって言ってたよなあ、など。


悶々と、顔はボーッとした表情のまま時間を過ごしていれば。




「氷高さんと……あれ?葉柴さんは?」

「暇だったので、凛琉を先に上がらせました。交代ですか?」

「うん。そうだよ。氷高さんも文化祭楽しんで」

「了解です。あとよろしくお願いします」




交代の女の子がやってきて、はてさて暇な時間がやってきた。



……どうしよう。すっごく暇だ。

特に行きたい場所もないし、なんならちょっと眠い。昨日バイトだったし。


交代したはいいものの、そのままうんうん受付の前で悩んでいれば。




「マオマオー!!やっほ!」




千井が駆け足と笑顔と、ついでになんかいろんなものを引っさげてやってきた。