今夜はずっと、離してあげない。




余計な心配を、手間をかけさせたくなかったから、治ったフリをしていたりもした。

結果悪化したなんて、元も子もなさすぎて笑えるけれど。



……けど、千住サマは、気遣いなど不要っていうのを会った時から全面に出していた(というか気遣いしたら怒る)ので、申し訳ないとか、あんまり思わない。


この人もこの人で、ときどき態度おっきくなるし、口調も皮肉めいたものになるし、……あきらめているようにも、聞こえるし。



暮らしていて思ったのは、不器用な人なんだな、ってこと。

あと、家事スキルがどこかの姑にでも鍛えられたんじゃないかってくらい高いことだけ。



家がない理由は、わかってる。
帰れる場所が、いまはないことも。


……なら、あの日、あの公園にいた理由は?

なんで、私に助けを求めたの?
助けを求められる人なら、いたはずなのに。