「……おまえが、」
「……?わたし、が?」
途切れた言葉に首を傾げて、下を向いていた顔を、無理やり上げる。
……けど、気持ち悪くなって、すぐに下に向き直す。
「………、なんでもない」
「……そ、です、か」
それからは、始終無言だった。
話しかけるなオーラというか、これ以上体調を悪化させるようなことするなっていうのがビシバシ伝わってきたから。
「ただい、ま」
「おかえり。もう今日はさっさと布団入れ。薬とお粥食ったら寝ろよ」
どうやら、わたしがバイトに出ている間に準備はすませていたらしい。
家に着いてすぐ自分の部屋へと追いやられて、制服から部屋着に着替えて布団にもぞもぞ潜り込んだタイミングで戻ってきた千住サマ。
そんな彼の手には、お粥とお茶、そして薬の瓶やらが乗ったお盆があった。



