そして、そのまま私は抱っこされて、ダイニングルームに連れて行かれた。 「あら、千瀬くんおはよう」 「おはよう母さん。」 「あら?結輝ちゃん?」 「うん」 ううっ……さすがにまずいかっ? 「寝てるの?横にさせてあげたら?」 と千瀬のお母さんが言ってくれ、私は近くにあったソファの上に寝かせられた。 千瀬はモコモコした暖かい毛布をかけてくれたみたい。 ぬくぬくしていて、温度が逃げない。