次の日、目覚めると千瀬は私にギュッと抱きついていた。

「おはよ、千瀬」

 起こすのは胸が痛んだけど、さすがに起き上がれないから、起こす事にした。

「んー結輝ちゃんがチューしないと起きないなぁ。」

「起きてるじゃん」

 すると、ギュゥゥゥゥと強い力で千瀬に抱きしめられて、苦しくなる。

「うっ……わ、かったよ……!」

 これ以上強く抱きしめられると、息ができなくなっちゃう……!