【side 輝絵】

 よし、どうにか千瀬くんを騙せてる。

 ……嬉しくなんてなかった。

 どうして気づいてくれないんだろう。

 そんな事を思いながら、眠りにつく。




 次の日目が覚めると、愛しい人の綺麗な顔が目の前に。

「おはよ」

「しゅんくん……!?なんで……!?」

 驚く以外ないよ!

 マジック!?

 それとも、夢?幻覚? 

 確か千瀬くんが隣にいたはずだけど……。