千瀬との、買い物をしてからちょうど一週間が経った。

 あの時、手を握られた。

 考えただけで顔が真っ赤に染まって、赤くなって行ってる。

 千瀬は、いまなにしてるんだろう。

 ピーンポーン———

 インターホンが鳴り響く。

 誰がきたのか見てみると、千瀬だった。

 私は、ドキッとしてしまった。

 けど、嬉しい感情を抑えられずにすごい勢いで玄関を開けた。