窓辺に手を置いて、外を眺めていた。

 風で髪の毛がサラサラと動く。

 やっぱり髪の毛を下ろしてるのはじゃまだなぁ。

 普段は、低い所で2つ結び。

 だから風に吹かれると髪の毛はジャマ。

 ん?あれって……?

「高嶺く〜ん!私と遊んでよ〜!」

「ダメよ!千瀬様は私と遊ぶの!」

 千瀬が私の家の前の近くを歩いてきていた。