そう言って夜輝のおデコにキスをした。

 えへへっ。癖で千瀬って言っちゃった。


 それから夜輝の近くに潜り込み、頭を撫で撫でと撫でていた。

 夜輝の顔を見ていたら、眠気なんて吹っ飛んでいた気がしてたが、そうでも無かったらしく、私は寝落ちしてしまった。


「はぁ……。本当心配になるわ。こんなに撫でて……“俺にはそんな事してくれないのに……”」

 と夜輝が言っている事になんて気付かなかった。