大嫌いな千瀬くんに、好かれました♡!?〜君に溺れる365日〜

 ヒュ〜バーンッ

 また花火の音が鳴り響く。

 楽しみ過ぎて、もうどうにかなりそう!

「あとは、遅くなっちゃうけど歩いていい?」

「いいよ」

 っ……。

 千瀬ったら、優しく微笑んできて……。

 もう、尊死してもおかしくないかも……。

「じゃあ手繋ご?」

「う、うん」

 ギュッと大きい千瀬の手に、包まれるように手を握られて、ドキッとするも、安心感が湧く。





 それから、夏祭りの会場について、屋台へ。

「うっわぁ!あのぬいぐるみ可愛い〜!」

 思わず口にしてしまった。

 私が言ったのは、射的屋の、景品、リスの小さなキーホルダー型のぬいぐるみだった。

「なに?あのリスのぬいぐるみ欲しいの?」

「あ、えっと、うん……」

「やる?いいよ」

 で、でも……。

「私、すごくエイム悪くて……」

「じゃあ俺がやってあげる」

 そういって、屋台の人にお金を渡した千瀬は、銃に弾を詰めて、私が言っていたぬいぐるみを、1発で抜いた。

「す、すごい!」

「まだ弾残ってるんだけど、他に欲しいのある?」

 うーん……。

 あ!あれ可愛い!

 そこには、リスのぬいぐるみがもう一つあって、千瀬とおそろいにしたいと思って、

「あのリスのぬいぐるみ!」

 と言った。