「はーい。」

 また結輝をおぶって、部屋まで連れていった。

 が、ここでまた事件は起きる。

 ギュッ——。

 はぁ……。今度は降りてもくれなくなった。

 俺も流石にずっとこの体勢はだるいから剥がそうとしたけど、あまりにも必死に抱きしめてくるもんだから、理性を壊されないように、このまま寝かせる事にした。

 ベッドに横にならせても、無理と確信したが、勢いで俺までベッドに乗っかった。