可愛い腹黒後輩の溺愛が甘い。

 ああっ、等々“幻聴”まで聞こえてくるようにな———。

 待って、鈴くんは、幻聴に悩んでいたように見えた。

 それなら、なにか助けになるかも……。

 けど、なにかして足手纏いになり鈴くんを苦しめてしまうのが怖くなった。

 と言うか、私のせいで鈴くんが苦しんでるんだから、ソッとしといた方がいい気がする。

 ガチャッとドアを開ける音がした。

「私の愛するゆーの!!」

 奈津……?

「もー!いないならベッドにダイブするわよ!」