可愛い腹黒後輩の溺愛が甘い。

 部屋の机に乗っていた小さな手鏡を覗き込むと、目の周りはすごく腫れていた。

 ……合わせる顔がないよぉ……。

 どうしようと考えているうちに、

 ピーンポーンとインターホンが鳴り、莉雪と奈津がきた事が分かった。

「ゆーの。お友達だよ」

 そうお兄ちゃんが言うけど、私は無視をしてしまった。

 ベッドにダイブして、布団の中に入り込んだ。

『せーんぱい!』

 鈴くん……。