可愛い腹黒後輩の溺愛が甘い。

 それだけなのに……。

 先輩の前にいると、俺の心は浄化されて、ついでに今までの罪悪感の重みが増えていく。

『鈴、お前にあとは頼んだぞ』

『りーん!ほら、そんな顔すんなって〜』

「ゆ、うっ……」

 ああ、浄化されたせいで、優への罪悪感が積み上がるばかりだ……。

「おい、どうしたスズ」

 俺は崩れていった。

 ああっ、倒れちゃうなぁ……。

 今ここで倒れたら、先輩が危ないというのに、俺はなにを……。