だ、っ誰……!?

 ガクガクと震えていると、その人は同じ高校生だと気がついた。

 確か、私が行っている学校と姉妹校の制服……。

 大人ではないという事は、歳が近いと言う事なので、少しだけホッとしてしまった自分がいた。

「だっ、誰ですか……?」

「……知らないか。俺は、ずっとお前の事が好きだった。ごめんな、こんなやり方で」

「えっ……?」

 私の事が、好き……?

「な、なんの茶番ですか……?鈴くんが私の事を好きになってくれたのも、まだわからないのに、こんな可愛くもない私を好きになってくれる人なんていないと思いますけど……」