「相変わらずラブラブねぇ〜」

「あっ!いつちゃん!おはよう」

「おはよう」

「ら、ラブラブってそんな……!」

「もーバカップルって感じ」

「あはは……」


 そんな感じで仲良くいつちゃんと二人でお話ししたりして、楽しく過ごしていた。

 休み時間になり、鈴くんのことを待つ。

「鈴くん、これ、受け取って!」

「新城くん、こ、これ……」

 ……チョコレート、渡されてるのかな……?

 きっとそうだよね、だってモテ男子だもん、鈴くんは。

 で、でも、心がズキズキムズムズして……。

「おい聞いたかぁ?新城チョコめっちゃもらって、先生からダンボールもらったらしいぜ」

「わーずる〜」

 男子のそんな声が聞こえて、ズキズキと余計に胸が痛んだ。